00:00作詞・作曲・編曲 初音ミク
00:30スイッチひとつで間違う僕 時代という名のメカニズムが 忘れさせた人の心
00:47自然に生きてくことも 素直に泣くことも 無いなんてもう思わない
01:00エンドレス 深呼吸 一人ひとりが 熱い息を持っているさ 何だってできる
01:15夢さ 情熱 僕のこの時は いつも何か探し 燃えてる
01:27エンドレス スイッチ
01:37およまち
01:38いつもながらうまそー
01:40遠慮なく食べてくれ
01:42いただきます
01:44うまい 寒いときはこれに限るね
01:47ほんとほんと
01:48そろそろだな
01:50何が?
01:52ま、見てなって
01:54ああ、これって今日から始まった札幌雪まつりでしょ?
01:58ほう、よく知ってるな
02:00お姉ちゃんはお祭りと食べ物には目がないんだ
02:04余計な言葉言わんでよろしい
02:08札幌雪まつりか
02:10そういえば、ドイツ料理部主任の関羽さんが
02:14札幌の料理店を手伝いに行って連絡が取れなくなったって
02:18味雄の爺さんは言ってたっけ
02:21あれ?
02:23あれは?
02:25関羽さん!
02:27ど、どこに?
02:28どこにいるの?
02:29ほら、あそこあそこ
02:31あのカップルの陰に
02:33ああ、もう邪魔、邪魔なんだよ、あの二人
02:35こら、どけったらどけ
02:37ということで、素晴らしい雪まつりの現場からお伝えしました
02:42はいはい、入った
02:45あいまいど、高雷拳
02:48おお
02:49おいおいし、お前にアジオさんからだ
02:52え?俺に?アジオの爺さんから?
02:57よーったー!
02:59雪まつり、フランクフルト勝負
03:02北の悪魔現る
03:06じゃあ、アジオの爺さんもテレビで関羽さんを見つけたんだ
03:10うん
03:11じゃが、関羽ともあろうものが何の報告もないままというのがわしには気にかかるんじゃ
03:18うん、向こうでなんかあったのかな
03:21ちょっと、気がかりな噂を耳にしてるんでな
03:24気がかりな噂って?
03:27文句ない!最高の味だよ!
03:30そんなにうまいのか?北の悪魔の作る料理は
03:33ああ、うまい!とにかく一度食べてみるといい
03:37店は札幌のどこにあるんだ?
03:39いや、それがな、包丁一本を持っての神室鬼没の料理人らしくてな
03:45自分の手下の露天のムカデ軍団を率いて
03:49狙いをつけた店やお祭りの露天賞たちを
03:52集中攻撃して潰しまってるって話なんだよ
03:58ああ、それじゃあどこへ行けばその北の悪魔に出会えるかわからないってことか
04:04ああ、その正体が何者なのか誰にもわからんらしい
04:07ただ、その包丁は暗黒の光のように燃えているけど
04:11時には天界の光のように美しく輝くらしいな
04:17北の悪魔か
04:19これはぜひとも
04:21私どもその北の悪魔の包丁さばきみたいもんですね
04:25なあ、じっこ
04:27うーん
04:38わあ、すごいやあ
04:40ああ、騎士に勝る美しき世界じゃ
04:43あじおのじいさん、本当にこんな大勢の中から石場さんを探すの?
04:48うん、これは容易なこっちゃありやせんや
04:51そうですわね
04:52どうでしょう、二手に分かれて探してみては
04:56あ、それはいい考え、ねえあじおさん
04:59それじゃあここらで二手に分かれやしょうぜ
05:02僕も worthy
05:14あ、あるんだよ
05:16おっ、あるんだやわ
05:29こ、この車は
05:33なんだ
05:46パネキアズ将軍
05:49するとムカデ軍団とはアジ将軍グループの
06:00なんてこって
06:04こんなところにまで来やがって
06:06しかも全ての通行人を集め出した
06:08あれが北の悪魔のムカデ軍団か
06:11この寒い中
06:12あんなに行令作っちゃって
06:14そんなにうまいんですかね
06:19ごめん
06:26北の悪魔ならムカデだよ
06:28いやいやそうではなくてご主人
06:303本もらえますかな
06:33え
06:34こらどうもどうも失礼しました
06:37いやどうも北の悪魔がムカデに来てからってもの
06:40客足がばったり途絶えちまったもんで
06:43北の悪魔ってそんなにすごいの
06:46はい
06:46いやそれがね
06:48足も見るのは初めてなんですがね
06:50とにかく向かい側に店構えられちゃ
06:53もう商売上がったりでさ
06:55あんなに長い列を待っても買うってほど
07:00そんなにうまいもんすかね
07:02うーん
07:03なんでも我々が逆立ちしても出せないような味を出すって言うけど
07:07いやご主人このフランクフルトもなかなかの味
07:12うんおいしいよ
07:13うんうまい
07:14いやいやあの味にはかないません
07:17しかもあのムカデ軍団の機動力でしょ
07:20我々地道にやってきた露天が断言潰されたことか
07:24各いううちも今日は見せじまいだ
07:28北の悪魔
07:32一体何者なんだ
07:34すごいですねこの長い列
07:39こんなにまでして北の悪魔の味を求めるなんて
07:43しかしこうなるとますます知りたいですね
07:46これほどまでに客の舌を掴んで話さない北の悪魔の正体ってやつを
07:51どう思います藤尾さん一体どこでどんな修行を積んだやつなんでしょうね
07:56ん?あれ?
07:58ん?
07:58夜市
07:59あじっこ
08:01どこ行っちゃったんだあじっこのやつは
08:04夜市君のことだ
08:05おそらく北の悪魔の味が気になって仕方がないのだろう
08:09ホテルは分かっておるのだ
08:11わしらは先に帰っていることにしよう
08:14そうですなこの上あじっこまで探すとなると大変だわな
08:18夜市君頼むぞ
08:20北の悪魔のことその正体はおそらく
08:24北の悪魔一体何者なのか
08:30それより前にどうしてもその味を確かめたくなった
08:34はい日本ね
08:36本当に他の露天賞を潰すだけの味があるのか
08:38一本くれよ
08:39客がこれだけの時間待っても悔いなしと思う味なのか
08:43この俺の舌で確かめてやる
08:45北の悪魔はこの店にはいないよ
08:49おい一本
08:50あでも
08:51でもこのフランクフルトは北の悪魔の直々の手作りの味
08:55ほっぺの落ちることは保証しますよお客さん
08:58そうだよな味はこいつで分かるんだ
09:02一体どんな味かが
09:06うまい
09:12うまさの炎が俺を焼く
09:15俺は今までこんなうまいフランクフルト食ったことがない
09:20身も心も焦げつきそうだ
09:22もう意識を失いそうだ
09:25あれは悪魔だこのフランクフルトを作った悪魔だ
09:31アジッコアジッコアジッコ
09:37この声
09:38アジッコ
09:40どうですかアジッコ北の悪魔の味は
09:46お、お前は?
09:47お久しぶり
09:49モーリー
09:50ここで君に会えるとは思ってもみませんでした
09:54まさかお前が北の悪魔
09:57いえいえ私は頭脳労働者
10:00北の悪魔とはアジ将軍グループの中でも
10:03最も優秀な七包丁の一人なのだ
10:06そうか七包丁の一人だったのか
10:09でもいくら優秀な腕を持ってるからといって
10:13したい放題
10:13それで地元の店を苦しめていいってことにはならないだろ
10:17それほどまでに言うのならアジッコ
10:22君が北の悪魔に挑戦してみるかね
10:26フランクフルトのアジ将軍でだ
10:29フランクフルトのアジ将軍?
10:31君がその勝負で北の悪魔に勝ったなら
10:34勝ったら
10:37札幌から北の悪魔の店という店をすべて撤退することを約束しよう
10:44本当だな
10:45この周り約束は守りますよ
10:48どうするのかな陽一君
10:51引き受ける気なら北の悪魔と異名を取る
10:55七包丁のところへ案内するが
10:57後悔先に立たずですよ
11:02分かった
11:03赤羽さんを探しにやってきたのに
11:19とんでもないことになっちゃったな
11:21誰だ
11:22知子
11:23聞く
11:23モーリーです
11:24何の用だ
11:26味吉陽一を連れて参りました
11:28入ってもらってくれ
11:30失礼します
11:32モーリーお前はいい下がっていてくれ
11:38二人にしてくれと言っている
11:41はぁ出られ
11:45よく、よく来たね、陽一くん
11:49あ、あなたは?
11:51そう、私が来たのは悪魔だ
11:54驚いたようだね
11:56せ、関馬さん!
12:03そんな、そんな馬鹿なことって
12:06あるもんかー!
12:15ミスター、アジーコー!
12:20驚いたようだね、陽一くん
12:23せ、関馬さん、関馬さんが北の悪魔だなんて
12:27だって、関馬さんはアジオ料理界のドイツ料理部主任じゃないか
12:32アジ将軍七包丁の一人だなんて
12:35嘘だよね、関馬さん
12:38あれは
12:39あれはそう
12:42私がまだ三つになったばかりの頃だった
12:45父と母が不良の事故で突然亡くなってしまった
12:52そして、この世にたった一人残された私を
12:56親切に引き取ってくれた人がいた
12:58それが当時としてはまだ珍しい
13:00関馬というドイツ料理店の夫婦だった
13:03子供のいなかった二人は
13:06私を本当に可愛がってくれた
13:08本当に
13:09やがて父や母の料理を見ているうちに
13:14私も身を見真似で手伝うようになっていた
13:17そう、まるで陽一くん
13:22君のようにね
13:23関馬さん
13:25二人とも私に熱心に料理を教えてくれた
13:29私もそれに応えて料理の腕を磨いた
13:32おかげで料理の腕は一人前になっていたよ
13:37ところが、ある日養父が倒れ
13:40枕元に私を呼んだ
13:42そして、これを私に与えこう言った
13:45これは、私が命の次に大切にしていた包丁だ
13:49これを持っていれば
13:51お前は一生料理の世界で大事に扱われる
13:54一生涯離すんではないぞ
13:57とね
13:58やがて、養父母も亡くなり
14:01私はこの包丁を片身に店を守っていくことを決心し
14:06さらに腕を磨いたよ
14:08その時、私は初めて
14:17片身の包丁が何を意味するのかが分かったんだよ
14:21養父は、味将軍グループの
14:24それも権威のある七包丁の一人だったのだ
14:26私は、知らぬ間に養父からもらい受けた包丁で
14:31七包丁の後継ぎになっていた
14:33それからというもの
14:35店のことも料理のことも全て、味将軍グループが口を出してくる
14:40メニューの一つも自分の好きにできない
14:44そ、そんな
14:46ある日、味将軍グループのやり方に我慢ができなくなった私は
14:52養父の店を捨て、夜逃げ同然にその町を飛び出した
15:07その後、味王様と出会い、料理の道を改めて知り
15:13料理界のために精一杯精進してきた
15:18なんだ、じゃあやっぱり関馬さんは味王料理界の人で
15:22味将軍とは関係なくなってるんだ
15:25いや、この故郷である北海道に戻ってきて
15:30私は再び毛利に出会った
15:33あなたが味王料理界の人間であることは承知しております
15:37しかしあなたを育てたのは
15:39誰でもない味将軍グループだった養父母です
15:43だから今一度、北の悪魔として味将軍グループに恩を返すのが
15:49あなたの今回の使命じゃないですかな?
15:52それとも、あなたにその包丁を捨てることができますかな?
15:57できない、私にはできない
16:01私にはその包丁を捨てることはできないのだ
16:04できない限り、私はやはり味将軍グループの一人なのだ
16:09そ、そんなのって、そんなのって、そんなのってないよ!
16:20それじゃ、それじゃ味王の爺さんも、味王料理界のみんなも
16:25ずっと騙し続けてきたことになるじゃないか!
16:29その通り!私は北の悪魔、味将軍グループの一人なのだ!
16:35し、しぎばさん!
16:37そうだ、毛利が言った通り、北の悪魔と恐れられている
16:41この私との勝負、受けてみるか!
16:44この俺が、関馬さんと勝負をする?
16:48嫌だ!俺には分からない!俺には分からないよ!
16:53逃げるのか!
16:55私との勝負が怖くなったか、恥吉陽一!
17:00えっ?
17:01あっ!
17:02うわぁっ!
17:04うぁっ!
17:08ファッ!
17:09関羽さん
17:27ヨイチ
17:32どこに行ってたの
17:34探したんだよ
17:35どうした
17:36何かあったのか
17:38顔色が悪いぞ
17:40ヨイチ
17:50ヨイチ
17:52あったのだな
17:54関羽に
17:56アジオの爺さん
17:57ん?
17:59やはりそうか
18:03やっぱりアジオの爺さんは関羽さんのことを知ってたんだね
18:07うん
18:09関羽と初めて会ったとき気づいておった
18:13あれは
18:15そう
18:16まだ関羽が18の頃
18:19おやつめは包丁を…
18:31おやつめは包丁を…
18:37待て…
18:39え?
18:41早まるでない
18:43捨てることはいつでもできる
18:47しかし、一旦捨ててしまったものは、もう後悔しても戻っては来ないぞ
18:53関羽がアジ将軍グループに関係しているのは、その包丁を見たとき分かった
18:59アジ将軍グループの七包丁が持っている包丁は、以前にも何度か見たことがあるからな
19:07おじいさんは…
19:09知っていながら、どうして関羽さんを…
19:12アジオ料理界に入れたのさ
19:14彼は、料理を本当に愛しておったからだ
19:18その心に嘘偽りはない
19:21でも…でも許せない!
19:24俺は絶対に許せない!
19:26そんな世話になったアジオのじいさんを裏切るなんて!
19:29俺は戦う!俺は関羽さんを!
19:32北の悪魔を、料理の世界から追い出してやる!
19:35陽一くん…
19:48さあ、食べてみてよ!
19:51わー、おいしそう!
19:53いただきまーす!
19:54うまい!
19:55ん?
19:56俺のよりはるかにうめえや!
19:58これはもしかしたら、ムカデ軍団に勝てるかもしれねえぞ!
20:01ナバサ!
20:02そうか!
20:03そりゃ頼もしいや!
20:05ちょっと、俺にも食べさせてくれや!
20:07ん?
20:08ん?
20:09こりゃうめえ!
20:10こうなったら、何としてもあいつらをやっつけて
20:12他の露天賞の仇を打ってほしいや!
20:15それにしても…
20:16う、うめえ!
20:18ブラボー!
20:19今日はフランクフルトの作り方だ!
20:22まず、豚肉をミートミンサーのローラーに入るくらいの大きさにカットする!
20:27ま、約2センチ程度だ!
20:29さて、これに塩、胡椒、キャラウエ、カルダモン、ナツメグを入れて一晩寝かす!
20:34さて、次はひき肉!
20:37温度を上げないように手早くひいて、生姜のすりおろしを加える!
20:41さらに、粘りが出るまでよーく練る!
20:44ネバネバしてきたら、絞り袋にそいつを入れ、羊の腸をノズルにかぶせる!
20:49そして、片手でその先を持ち、ゆっくりと肉を詰めてやる!
20:55あとは、これを自分の好みの長さにひねる!
21:00時計の方向に、4、5回回してひねるのがコツよ!
21:03ひねるときは、ひとつをおきに、同じ方向にひねるように!
21:06さもないと、また、元に戻ってしまうのである!
21:09あれででででで!
21:11はっ、出来上がったら、たっぷりの水を入れたお鍋に入れて、
21:16弱火でゆっくりと温度を上げていき、すぐに火を止めてざるに取り、
21:20水洗いをして、アクを取る。
21:22それから、油をひかないフライパンでゆっくりと焼き色をつける!
21:26うーん、おいしそう!
21:28はい、みなさんもごいっしょに!
21:30ズー!
21:32じゃ、あとはこれにちょっとした工夫を重ねれば、出来上がりだ!
21:36あれ?おや?
21:37ようちゃん、これ、さめちゃったわ!
21:41うん、さめちった!
21:43さめた?
21:44うーん、こういうのは、熱さが勝負だよな!
21:48そうか!
21:50ここは露天、外にいるのも同じだ!
21:53ましてここは北海道、波の寒さじゃないんだ!
21:57マイナス10度や15度にはすぐになる!
22:00普通の温め方をしたって、次の瞬間には冷めて、アイスキャンディのようになってしまうんだ!
22:05温かさが勝負のフランクフルトが…これじゃ!
22:11寒い時こそ、温かいもので体を温めたい!
22:14こんなところで誰も冷たくなったものを食べたいと思う人はいない!
22:18どうすればいいんだ?
22:20どうすればいつまでも冷めないフランクフルトを食べてもらえることができるんだ!
22:24これじゃ、これじゃ!
22:27俺に勝つことはできないぞ、陽一!
22:30この北の悪魔にはな!
22:34作れるか、フランクフルトが!
22:37私は、アジ将軍七坊長が一人!
22:41関馬武雄だ!
22:48いよいよ、北の悪魔と決着をつける時が来た!
22:51ムカデ軍団から露天を守るアジ将軍!
22:55いつまでも冷めにくく、心も体も温かくなるフランクフルトを作ってやる!
23:00でも、関馬さんの心の中には、深い決意があった!
23:05次回、ミスターアジっ子、雪祭りフランクフルト勝負!
23:10関馬との対決!
23:12おいしいよ!
23:14うー、誰だって!
23:24うー、一人じゃない!
23:29うー、悲しみを!
23:33うー、ふざけないで!
23:37壁の落書きには、甘く苦い思い出
23:45よく喧嘩をしてた頃の、下手な文字が今も残る
23:52いつも何かを求めながら、いつも背伸びをしていた僕たち
24:01振り返れば、手を取り合った友達がいた
24:08うー、いつだって!
24:14うー、一人じゃない!
24:18うー、悲しみを!
24:22うー、ふざけないで!