Skip to playerSkip to main content
  • 8 months ago
Transcript
00:00そういえば今日騎士団のお使いの方が来ましたよ騎士団もお忙しいんですねあんなに栄養剤を買ってお使いほらこの間も鉢合わせたあの熊のひどい眼鏡の文官さん役職付きのマントをつけていて出世したんですねここで何をしている?
00:26お前は?
00:35中毒症状か?
00:56もう大丈夫だ 返事はできるか?
00:59何?
01:01暑く…
01:03魔力酔いか?
01:05大人が何で?
01:06異世界人だからか?
01:09暑い…暑い…
01:16くそ!
01:18異世界人になんて絡むとろくなことがない!
01:22後で恨めなよ
01:25まるで魔法のような毎日に僕は出会ってしまったんだよ
01:37たまりに溜まった生活はどっか遠くへ消えてしまった
01:55ガラクタクタクタな夜を越えて朝日は僕を睨んだ
02:00忘れてしまった大切はいつの間にか消えてしまった
02:06さよならまたどこか出会いましょう
02:11そんな日々も日々もなくなってしまうほど
02:16君のいる世界は新しい
02:20君のいる世界は美しい
02:25まるで魔法のような毎日に僕は出会ってしまったんだよ
02:36忘れてたあの想いが今
02:41君と目を覚ましてゆく
02:47どれだけ離れようとも
02:51そばにいる二人の鼓動
02:58おい
03:03目が覚めたんだろう
03:05えっと
03:10おはようございます
03:12お前は栄養剤を服用して中毒症状を起こした
03:17覚えているか
03:18そうだ
03:20栄養剤を一気に煽ったら息が苦しくなって
03:24収まってる
03:27俺が生命魔法で抑えた
03:30すみません
03:32お手数を
03:33覚えているのか
03:35いえ
03:36それは
03:37チッ
03:40本当にめんどくさい
03:42ダメだ
03:45何か用にも頭がうまく回らない
03:49いいか
03:50お前が薬で中毒症状を起こして死にかけていたのを
03:54俺が魔法で抑えた
03:56はい
03:58しかしお前は異世界人なので魔力に対して耐性がなかった
04:03それによってお前は魔力酔いを起こした
04:06魔力酔い
04:08俺の魔法が大きすぎたのも原因だが
04:11すぐ処置をしないと命の危険性があった
04:15はい
04:17だがまだ応急処置しかしていない
04:20ここから先は本人の意思の確認を取ろうと思って言ってるんだが
04:25このままだとお前は受け止められない魔力に潰されて
04:30死ぬ
04:32死ぬ
04:34処置とは
04:36魔法を施した者の魔力を対象者になじませることだが
04:40処置を受けるか
04:42魔力をなじませるというのがいまいちピンとこない
04:47でも俺はまだ死にたくない
04:50あの書類もあの案件も片付けてない
04:54お願いします
04:57えっ
05:02えっ
05:11口を開けろ
05:23これが応急処置だ
05:27さっきも言った通り
05:29これでは拉致が開かないから最後までやるぞ
05:32えっと
05:35うん分かった
05:37これから何をするのか大体理解した
05:41起きたのか
05:51はい
05:52具合は
05:53いいです
05:54そうか
05:55昨夜の記憶はある
05:58気分も体調も申し分ないし
06:00何の問題も
06:02あっ
06:04まずい
06:05遅刻だ
06:06あっ
06:07おい
06:08すみません
06:09命を助けてもらった謝礼は後ほど
06:11仕事がありますので失礼します
06:13あっ
06:15すみません
06:18遅くなりました
06:19今度来たんだね
06:22じゃあ仕事しよっか
06:23今日は俺の方が先したね
06:25てせいさん
06:26顔色いいっすね
06:27昨日はよく寝れたんすね
06:29腰の痛みと違和感がすごい
06:32ドーナッツ座布団が恋しい
06:33しかし頭は冴えてるし
06:34体調的にはいつもより良いくらいだ
06:36これが魔法の力なのか
06:38うっ
06:39うっ
06:40うっ
06:41うっ
06:42うっ
06:43うっ
06:44うっ
06:45うっ
06:46うっ
06:47うっ
06:48うっ
06:49うっ
06:50うっ
06:51うっ
06:52うっ
06:53うっ
06:54うっ
06:56うっ
06:57うっ
06:58うっ
06:59うっ
07:00うっ
07:01うっ
07:02うっ
07:03うっ
07:04うっ
07:05うっ
07:06うっ
07:07うっ
07:08うっ
07:09うっ
07:10うっ
07:11うっ
07:12うっ
07:13うっ
07:14うっ
07:15うっ
07:16うっ
07:17うっ
07:18うっ
07:19うっ
07:20うっ
07:21うっ
07:22うっ
07:23うっ
07:24うっ
07:25うっ
07:26うっ
07:27うっ
07:28うっ
07:29うっ
07:30うっ
07:31聖さん誰に何しちゃったんすか?
08:00聖さんは異世界からの客人扱いで国に保護されてる立場っすから多少の目こぼしはあると思うっすよそうかところでその魔法の対価ってどのくらいだ?魔法っすか?うーん相場として金貨が必要になる場合があるっすね金貨か、ありがとう。
08:26一枚でも日本円で250万円くらいするな どうにか分割できないか頼んでみよう
08:36アリシュさんっていつから騎士になろうと思ってたんですか?
08:40今は魔術鍛錬の時間で関係のない質問は受け付けない。
08:45あ、ごめんなさい。
08:47異世界人というのはなぜこうも常識が異なるものなのか。
08:52魔力の扱いが全く分からない聖女。魔の森の正気を浄化する大役があるのに、あまりにも危機感が薄い。
09:01それに、あの男、仕事があるからだと。
09:07意味が分からない。
09:11そうだ、今日よかったらランチ一緒に食べて行きませんか?
09:14ここのコックさんのご飯、すっかくおいしいんですか?
09:17食事、あの男も。
09:19悪いが用事がある。
09:21今日はここまでだ。
09:23三日後までに魔力のコントロールの練習をしておくように。
09:26あれはどこにいる?
09:39あ、あれ?
09:40あいつだ。異世界人の。
09:43精緯だと思うと一体何したんだよ一食くらい食べなくてもそれよりもきょう遅れた分取り戻してん?えっ?
10:10Let's go.
10:16What?
10:17Just...
10:18Just...
10:20Uh...
10:25Quervus.
10:26I'm surprised.
10:28It's not Alish.
10:30It's amazing.
10:31It's a cigarette.
10:33What?
10:34Do you want it?
10:35Shut up!
10:36Are you going to die?
10:38死がすったくらいじゃ死なないよ何言ってんのハルシュー死ぬんだこいつはえっはあっていうか君誰ああすみません経理家副管理官を務めさせていただいています近藤といいますああ君が清浄のおまけか話だけは聞いてるよ私は医務局長のシーロー・クエルバスだよろしくよろしくいやあ一回会ってみてくださいね。
11:08と思ってたんだよそれで何でアレシュと仲良くなったの?
11:14昨日こいつは中毒症状と魔力酔いで死にかけたどうやら異世界人の体の作りはこちらの人間と違うらしい。
11:24えっ?
11:26おかしいなあこっちに来てすぐ聖女を調べたけど特に変わったところはなかったよそもそも聖女は浄化が使える魔力を持つ人間だこれとは違うだろうこれ言われてみればそうだなそれに聖女を召喚するためだけの秘術に巻き込まれたんだ受けるべき加護も作用しなかったのかもしれん
11:56いや私に言われてもなそういうことか国は表面上俺を保護しているが勝手に死んでくれるなら万々歳なんだろうなそれでえっと混同です混同は魔力に耐性がないから魔法を受けると魔力酔いを起こすとみたいです中毒症状は何で?
12:26薬だと原材料の薬草に多く含まれるから中毒症状は出やすくなる
12:45知らんそれを調べるのがお前の仕事だろうがでもマソなんてどんな食べ物にも含まれてるけどな体勢がないなら栄養剤を飲む前に中毒を起こしてそうだけど普段何食べてるの朝は大体野菜スープで昼は自作の野菜サンド夜は寄宿舎のビュッフェで野菜中心に食べます
13:13えっそれで体持つの?
13:16肉を食べるとなんか胃もたれしたのでそうかそのマソってやつのせいだったんですね
13:24いやいや気づこうよその時点で今までも不節制と寝不足で胃腸が弱っていて基本肉は胃もたれしていたのでそんなもんかと
13:34アレシュこの人ちょっとおかしいな
13:37お前もそう思うかおいでも気持ち悪いのは吐けばすっきりしますし
13:43いやいやいや吐き気がしたら休もうよとにかく一度体を調べよう鑑定魔法したいんだけど大丈夫かな?
13:52そのくらいなら大丈夫だろうなぜ俺のことなのに許可をじゃあ行くよすごい正気の状態で魔法を見るのは初めてだレントゲンいやCTスキャンみたいで便利だな
14:13魔力をなじませているしばらくこのままにしておけ
14:22ああはあそれでわかったのかえああやっぱりコンドゥは魔力と魔性の耐性はほとんどないねでもゼロじゃない少しずつ耐性がついているということかうん食事も魔性の少ないものを中心に摂取していけばそのうち普通に食べられるようになると思うよはあだから魔性の強い薬類や食品を受けて行きましたよ。
14:28いや、やっぱり昆虫は魔力と魔装の耐性はほとんどないね。でもゼロじゃない。少しずつ耐性がついているということか。うん。食事も魔装の少ないものを中心に摂取していけばそのうち普通に食べられるようになると思うよ。フォ。だから魔装の強い薬類やシガーとかいった嗜好品は絶対禁止ね。そんな!
14:56いや、君はまず栄養不足でもあるから、今の状態で薬に頼るのはまずいんだよ。
15:02でも、あの栄養剤を飲むと疲れが吹っ飛んで体が楽になったんですが。
15:08それだけきつい薬が入ってるってことだよ。君の体はそれに耐えられる器は持っていない。楽になるために飲んで、そのまま死ぬのは嫌だろ。
15:18そんな…異世界に来て唯一嬉しかったことなのに…
15:24うわ今結構すごいこと言ったけど君気づいてる?ありがとうございました。
15:34やっと終わった仕事に戻れる行くぞまだ昼休憩は残っているは?
15:45何をしている?さっさとトレイを持て。
15:48はい。
15:49これと…あとこれも大丈夫だな。
15:53覚えとけ。
15:55津橋の肉は麻酢も少ないし、スープに入っている量ならお前でも食べられる。
16:00あの騎士団長が人の世話を…
16:04もしかして…
16:07ありがとうございます。でもこんなに食べられません。
16:10これだけも食べられないのか。
16:13じゃあ肉と穀物を中心に食べろ。
16:17スープは残すな。
16:18まずは体力をつけろ。
16:20はい。
16:21あっ…
16:23うん…
16:25大丈夫っすか?
16:30セイさん。
16:31あっ…なんとか。
16:33いやでも驚いたインドラーク騎士団長はすっげえ優秀だけど基本周りに無関心だもんなまああれだけ何でも持ってるエリートだったら分からないでもないけどねえセイさんが言ってた迷惑かけた上の人って昨日街中で体調が悪くなったところを魔法で助けてもらったんだそれで今日も心配してくださりうひゃあ魔法を使ってもらうのもすごいっすけど
17:03迷惑かけて処罰されないってかなりすごいことっすよ。
17:07えっ?
17:08やっぱり処罰対象なのか。
17:11これは本当に早いところ謝罪と賠償をせねば。
17:15とりあえず今はこれを片付けよう。
17:20この課はまた計算ミス。
17:25いや、わざとのかさ増し請求か。
17:28きゃっかと。
17:31各部署からの予算申請のチェック。
17:35必要な経費の算段。
17:37毎度懲りずに来る苦情対応で作業時間が削られていく。
17:43時間がいくらあっても足りないな。
17:47あの栄養剤さえあれば眠る時間を削って作業できたのに。
17:51いいよ。
17:53でもあれが強すぎる薬だっただけでもっと効能を抑えたものなら行けるんじゃ。
17:59よし、次の休みにあの薬屋で聞いてみよう。
18:05もう就業時間は過ぎているはずだ。
18:07何をしている?
18:09インドラーク騎士団長。
18:11少し仕事が遅れていまして、残ってやっています。
18:15お前一人でか。
18:17はい。私の仕事ですので。
18:20貴様は昨日自分が死にかけたことを忘れたのか。
18:24あっ。
18:25まずは体を治せと医局長にも言われただろう。
18:29いや、はい。すみません。今現在の体調はいいので失念していました。
18:35それは俺の魔力となじませたからだろう。あんなことを何度もするつもりか。
18:41えっ。 そうか。あの行為を前提とするなら栄養剤を飲める。
18:47でもそれには回復魔法をかけてもらわないといけないのだが。
18:51いや、その前にあの行為の同意をいただかないのか。
18:56考えるな、バカ!
18:59今日の業務は終わりにしろ。行くぞ!
19:02えっ?ちょ、まっ。
19:04これ、昼間と全く同じパターンじゃ。
19:07っていうか、書類。
19:09せめて持って帰ってできるやつだけでも。
19:11帰りますから、手を離してください。
19:14本当に帰るんだな?
19:16はい、すぐに。
19:18なら着替えて来い。
19:20はい?
19:22いらっしゃいませ。
19:27これは珍しいこと。
19:29ぼっちゃんが人を連れて来るなんて。
19:32ああ。
19:33ぼっちゃん。
19:35昼もあんなに食べたのに。
19:37食べろ。
19:39いただきます。
19:41あっ。
19:42うまい。
19:47この世界は濃いめで脂っこい味付けとは違う和食っぽい薄味だこれも食べろ。
19:55あっ。こんなに食べられません。
19:58うん。
19:59少しだけ。
20:03あの、遅くなりましたが。
20:10昨日は本当にありがとうございました。
20:13それと今朝も大変失礼をしました。
20:16おう。
20:18体の調子はどうだ?
20:20体調はいいです。
20:22倒れる前に飲んだ栄養剤が効いているんだと思います。
20:26二度にわたり死にかけたんだ。
20:28過信するな。
20:30はい。
20:31本当にわかっているなら仕事は休むだろう。
20:35それどころか、残ってまで仕事をするとか、何を考えているんだ。
20:40いや、はい。すみません。
20:44そもそもの話、なんでお前は働いているんだ。
20:48えっ。
20:49国から生活は保障されているはずだ。
20:52なのになぜ、必要のない労働に身を削る。
20:56ああ。
21:00自分の存在意義の確立のため、ですかね。
21:04はあ?
21:05事故の確立といいますか、自己肯定思考といいますか。
21:10とにかく仕事をしている方が落ち着くのです。
21:14ええ。意味がわからん。
21:17しがない庶民の思想です。
21:22だからといって、自分の体を壊すほど仕事をする必要はないだろう。
21:26経理課はどういう管理をしている。
21:29どうにものめり込む性格でして。
21:32私が自主的に行ったことですから。
21:35お前のところのクレーマー騎士たちのせいで仕事が増えている面もあるんだけどな。
21:41仕事を優先させたいのならば、それこそ体調は常に万全であるべきだろう。
21:49ああ。
21:51はい。気をつけます。
21:53こいつを見ていると、苛立ちしか感じない。
22:02なのに。
22:05安らぎが待つ場所まで。
22:09ああ、ととのくらい。
22:12ふられない生き方でさえ。
22:16あなたと見つめあえれば。
22:20あなたと見つめあえれば。
22:21夜にほどけて。
22:23許しあえたなら。
22:28まどろみの方へ。
22:36You're my, you're my, you're my everything。
22:45ひとりじゃないとまといを、いとしく思う。
22:51You're my, you're my, you're my everything。
22:56離さないで。
22:59いつでも。
23:00いつでも。
23:01いつでも。
23:02安らぎが待つ場所まで。
23:05ああ。ととのくらい。
23:08あなたが教えてくれた。
23:13むくでた。
23:16拙い痛みを。
23:19胸に。
23:21飼いなら。
23:23乗せずに。
23:26背中合わせて。
23:32I love you.
Comments

Recommended