- 2 日前
パレスチナ、インド、アフリカの紛争をたどると、なぜイギリスに行き着くのか。イスラエルとパレスチナ、インドとパキスタン、そしてウガンダを含むアフリカの対立を手がかりに、大英帝国の植民地支配が残した国境、制度、分断をわかりやすく解説します。
本編では、第一次世界大戦期の「三つの矛盾した約束」、急ぎすぎたインド・パキスタン分割、ウガンダでの間接統治と地域格差を整理しながら、現代の中東・南アジア・アフリカの緊張がどこから生まれたのかを追います。歴史解説、国際問題、植民地支配の影響を知りたい人に向けた、考察型のドキュメンタリーです。
英国が個別の事案には謝罪や「遺憾」を示しても、帝国全体としての公式謝罪を避けてきた理由にも踏み込みます。法的責任、賠償請求の連鎖、責任の所在、そしてイギリス国内の歴史認識まで、ニュースの背景を読み解く視点が詰まっています。
植民地史、パレスチナ問題、インド・パキスタン分割、アフリカの紛争史を学びたい人、国際情勢の背景を深掘りしたい人におすすめです。世界史の理解を深める歴史解説、国際ニュースの文脈整理、政治・外交の学び直しにも役立つ内容です。
本編では、第一次世界大戦期の「三つの矛盾した約束」、急ぎすぎたインド・パキスタン分割、ウガンダでの間接統治と地域格差を整理しながら、現代の中東・南アジア・アフリカの緊張がどこから生まれたのかを追います。歴史解説、国際問題、植民地支配の影響を知りたい人に向けた、考察型のドキュメンタリーです。
英国が個別の事案には謝罪や「遺憾」を示しても、帝国全体としての公式謝罪を避けてきた理由にも踏み込みます。法的責任、賠償請求の連鎖、責任の所在、そしてイギリス国内の歴史認識まで、ニュースの背景を読み解く視点が詰まっています。
植民地史、パレスチナ問題、インド・パキスタン分割、アフリカの紛争史を学びたい人、国際情勢の背景を深掘りしたい人におすすめです。世界史の理解を深める歴史解説、国際ニュースの文脈整理、政治・外交の学び直しにも役立つ内容です。
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ニューストランスクリプション
00:00どうもみなさんこんにちはハラカンタです
00:02イスラエルとパレスチナ
00:03インドとパキスタン
00:05そして私が長年取材してきたウガンダをはじめ
00:08アフリカ各地で続いてきた民族や地域間の対立
00:12一見すると別々の問題に見えますが
00:15その歴史をたどると
00:16たびたびイギリスに行き着きます
00:19イギリスは20世紀初めの最盛期には
00:22世界の陸地と人口のおよそ4分の1を支配する
00:26大英帝国を築いていました
00:28中東
00:29南アジア
00:31アフリカなどに進出し
00:33国境や政治制度を作り
00:35現地の人々を統治していたのです
00:37大英帝国が撤退した後も
00:39植民地時代に作られた国境や制度
00:42格差や集団間の不信は残りました
00:45一方イギリス政府は個別の事件で
00:48遺憾を表明し和解金を支払った例はありますが
00:52大英帝国の植民地支配全体について
00:56国として正式に謝罪したことはありません
00:58なぜ世界の紛争を辿るとイギリスに行き着くこと
01:02が多いのか
01:03なぜイギリスは大英帝国の過去について
01:06包括的に謝罪しないのか
01:08今回はパレスチナ、インド、アフリカという3つの地域から
01:13考えます
01:13ぜひ最後までご覧ください
01:15まずはイスラエルとパレスチナのケースです
01:18私が中東情勢について動画を出すと
01:21そもそもの原因はイギリスの三枚自他外交だというコ
01:25メントがよく寄せられます
01:26確かに第一次世界大戦中のイギリス外交は
01:31その後の中東に大きな影響を与えました
01:34一般に三枚自他外交と呼ばれるのが
01:37フサイン・マクマホン書簡
01:38サイクス・ピコ協定・バルフォア宣言です
01:41当時イギリスはオスマン帝国に対する反乱を促
01:45すため
01:45アラブ側に戦後の独立を期待させました
01:48ただしその範囲にパレスチナが含まれていたのかは
01:52現在も解釈が分かれています
01:54その一方でフランスとは
01:55オスマン帝国の支配地域を
01:58両国の勢力圏に分けるサイクス・ピコ協定を結
02:01びます
02:01協定の線がそのまま現在の国境になったわけではありませんが
02:06現地の人々の意思よりも
02:07ヨーロッパ側の国益を優先して
02:09中東の将来を決めようとしたのです
02:12さらに1917年には
02:14バルフォア宣言によって
02:16パレスチナにユダヤ人のための
02:18民族的強度を設けることを指示しました
02:21ただしここで使われたのは
02:23ユダヤ人国家という言葉ではなく
02:25民族的強度が具体的に何を意味するのかも
02:29明確ではありませんでした
02:31その一方で
02:32当時多数を占めていた
02:34アラブ人の政治的権利や
02:36民族自決については
02:37ほとんど触れられていませんでした
02:39この3つは
02:40相手も内容も性格も異なります
02:44それでもイギリスが
02:45戦争に勝つことと
02:47自国の利益を優先し
02:49両立しにくい約束や政策を重ねたことは
02:53その後の対立の土台となりました
02:55第一次世界大戦後
02:57イギリスはパレスチナを統治します
02:59その下でユダヤ人の移住が進み
03:02アラブ人の間では土地や政治的権利を失うことへの
03:06不安が強まりました
03:07やがてアラブ側の反乱とユダヤ側の武装組織
03:11による攻撃が続き
03:12対立はさらに深まります
03:14そしてイギリスはこの問題を解決できないまま
03:181947年に国連へ下げました
03:21誰がこの土地を統治し国家を持つのかという問題を残
03:25したまま
03:26撤退したのです
03:28もちろん現在の紛争には
03:30ホロコースト
03:31イスラエル建国後の戦争や占領
03:34周辺国の介入など多くの要因があります
03:37それでもイギリスの戦時外交と移民統治が現在まで続
03:41く対立を形作った
03:43重要な歴史的要因の一つであることは確かです
03:47次はインドとパキスタンです
03:491947年8月
03:52イギリス領インドは2つに分かれて独立します
03:55ヒンドゥ教徒が多数を占めるインドと
03:58イスラム教徒が多数を占める地域を基盤とした
04:01パキスタンです
04:02問題はこの分割が非常に短い期間で進められたことです
04:07イギリス政府は当初1948年6月までに権力を移す
04:13方針でしたが
04:14実際の独立は1947年8月に前倒しされました
04:18国境戦を決めるため2つの委員会が作られました
04:22その両方で議長を務めたのが
04:24イギリス人法律家のシリル・ラドクリフです
04:28彼はそれまでインドを訪れたことがなく
04:30与えられた時間もわずか5週間ほど
04:33しかも国境戦が公表されたのは独立から2日後でした
04:38分割に伴い少なくとも1500万人が移動を余儀なく
04:42され
04:43数十万人が亡くなったと推計されています
04:46さらにインドとパキスタンの間には
04:49カシミールの帰属問題が残りました
04:51カシミールでは住民の多数がイスラム教徒でしたが
04:55地域を治めていた王はヒンドゥ教徒でした
04:57独立直後からインドとパキスタンの間で戦争が起
05:02き
05:02現在もカシミールの地域は
05:04インド、パキスタン、中国によって分けて実行支配されています
05:08この対立は過去の話ではありません
05:112025年4月
05:13インド側が統治するカシミールで
05:15観光客ら26人が殺害されました
05:18インドはパキスタンを拠点とする武装勢力による
05:22反抗だと主張しました
05:23一方パキスタン政府は自国の関与を否定しています
05:27その翌月にはミサイルやドローンを使った攻撃の応酬
05:31に発展します
05:32数日後に停戦が成立したものの
05:35核兵器を持つ両国が大規模な戦争に近づく事
05:39態となったんです
05:39ここでもイギリスだけに責任を押し付けることはできません
05:44独立をめぐる現地の政治勢力の判断
05:48宗教を軸にした対立
05:50独立後の両国政府の政策など多くの要因があります
05:54ただイギリスが撤退を前倒しし
05:57国境や行政組織、軍や財産の分割を短期間で進
06:02めたことが
06:03現在まで続く対立の出発点に大きな混乱を残したこと
06:07も事実です
06:083つ目はアフリカです
06:10かつてアフリカの大部分は
06:12ヨーロッパの国々によって植民地支配されていました
06:15中でも大きな影響力を持っていた国の一つがイギリ
06:19スです
06:20イギリスは多くの地域で現地の王や首長を行
06:24政に組み込み
06:25彼らを通じて住民を支配する間接統治を行いました
06:29少ない人員と費用で広い植民地を統治するためです
06:34しかし誰を正式な支配者と認めるのか
06:38どの地域に行政や教育の機会を与えるのか
06:42そうしたことまで植民地政府が決めた結果
06:45もともとあった地域や集団の違いが
06:49政治や経済の格差として固定されることがありました
06:53私が長年取材してきたウガンダでは
06:55イギリスは植民地化以前から有力だった
06:59南部のブガンダ王国を統治の重要な基盤に据えました
07:03その結果植民地期にはウガンダを含む南部や中央部が
07:08行政や教育商品作物の生産で相対的に有利な
07:13立場に置かれます
07:14一方北部では特にアチョリやランゴなどの人々
07:18が
07:18軍や警察に多く採用されました
07:21イギリス側には特定の民族が軍事に向いているという
07:24偏った見方があり地域ごとに異なる役割が与えられた
07:29のです
07:29もちろんウガンダを単純に南部と北部に分けること
07:33はできません
07:34ただ植民地期に行政、教育、経済、軍事の役割が
07:40地域によって偏ったことは独立後の政治にも影響を残
07:44しました
07:45独立後のウガンダでは政権交代や軍事クルターが繰
07:49り返され
07:50地域や民族の違いが政治的に利用されてきました
07:53その後北部では反政府武装勢力
07:57神の抵抗軍と政府軍との武力紛争が約20年にわ
08:01たって続きました
08:03この紛争では多くの子供たちが誘拐され
08:06子供兵士として戦わされてきました
08:10この紛争で子供兵士として戦わされた人々への
08:13ロングインタビュー動画も公開しています
08:16ウガンダ内戦の実態を知りたい方は
08:18概要欄のリンクからぜひご覧ください
08:20ウガンダの紛争もイギリスだけの責任とすることはでき
08:24ません
08:24独立後の政府や武装勢力
08:26周辺国の介入などより直接的な原因があります
08:30しかし植民地時代に作られた地域間の格差や緊張
08:35が
08:35その後の対立を深刻化させた要因の一つであること
08:39は見落とせません
08:40ここまで見てきた3地域では
08:42イギリスの関わり方もその後の対立が生まれた過
08:46程も異なります
08:47パレスチナでは複数の約束と移任統治
08:50インドでは短期間で進められた分割
08:53ウガンダでは既存の王国や地域差を利用した統治です
08:58形はそれぞれ異なりますがその後の問題に影響を残しました
09:02一方で3地域に共通するのは
09:05イギリスが自国の安全保障や経済的利益を優先
09:10しながら
09:10国境や制度を作り
09:12現地社会の違いを統治に利用したことです
09:15イギリスが撤退した後も未解決の国境や地域間
09:19の格差
09:20少数派をめぐる問題は独立した国々や国際社会に
09:24引き継がれました
09:25これが世界の紛争をたどるとたびたびイギリスに
09:29行き着く理由です
09:30ではなぜイギリスは大英帝国による植民地支配
09:34について
09:35国として正式に謝罪してこなかったんでしょうか
09:38ここからその背景を見ていきます
09:40その前に少しだけお知らせをさせてください
09:42私原カンタは世界を無視しない大人になるためにという本を自
09:46費出版しています
09:47私自身が国際協力の活動を始めた原点について
09:50書いた一冊です
09:51興味のある方はぜひ動画下のショップからお買い求めください
09:54一冊700円です
09:55全国各地で講演会も行っています
09:57国際協力や社会貢献戦争や平和をテーマに
10:01原カンタの講演会の開催にご関心のある企業や教育
10:04機関の皆様
10:05概要欄のリンクからお気軽にお問い合わせください
10:07イギリスが過去の責任を全く認めてこなかったわけでは
10:11ありません
10:11個別の事件では遺憾を表明し和解金を支払った例
10:15もあります
10:16わかりやすい例がケニアのマウマウ法規です
10:191950年代独立を求める運動に対し
10:23イギリスの植民地当局は多くのケニア人を拘
10:27束し
10:27拷問や虐待を行いました
10:292013年イギリス政府は被害を認め
10:33心から遺憾に思うと表明します
10:35さらに被害を訴えた5228人に対し
10:40和解金と訴訟費用を合わせて総額1990万ポンド
10:45現在のレートにして約43億円を支払い
10:48記念費の建設も支援しました
10:50その一方で現在の政府や納税者に法的責任はないとし
10:55この和解は他の旧植民地の洗礼にはならないとも明言
11:00しています
11:012023年にチャールズ国王がケニアを訪れた際にも
11:05植民地時代の暴力について深い悲しみと遺憾を
11:09表明しました
11:10しかし正式な謝罪という言葉は使われませんでした
11:14深い悲しみ遺憾と謝罪は似ているようで意味が異
11:20なります
11:20政府や王室の声明では被害があったことは認めながら
11:25も
11:25国家としての責任をどこまで認めるのかをめぐって
11:28言葉が慎重に選ばれることがあります
11:31ネットでは遺憾法といった揶揄がされることもありますよね
11:35ここにイギリスの姿勢が現れています
11:38個別の被害について認め
11:40一定の対応をすることはあっても
11:42大英帝国による植民地支配そのものについては
11:46国として正式に謝罪することは避けているんです
11:49その背景には主に4つの問題があります
11:521つ目は法律上の問題です
11:55簡単に言えば現在の法律を使って
11:58何百年も前の行為の責任をどこまで問えるのかという
12:02問題です
12:03後から作られた法律で過去の行為を処罰しないという原則
12:07があります
12:08これを不訴求と言います
12:10また国家の責任についても現在の基準ではなく
12:14その行為が行われた当時の国際法を基準に判断する
12:18という考え方があります
12:19これを自裁法と言います
12:222026年3月国連総会は
12:25アフリカ人を奴隷として売買した歴史と人種を理
12:28由に
12:28人間を所有物として扱った奴隷制度を
12:32人道に対する最も重大な犯罪と位置づける決議を
12:36採択しました
12:37各国に対し謝罪や過去の被害を修復する取り組み
12:41に向け合うよう求めたのです
12:43イギリスはこの決議を棄権しました
12:45その理由の一つとして挙げたのが
12:48過去の行為は当時の国際法を基準に判断するべき
12:51だという考え方です
12:53ただし法的責任を問えるかどうかと
12:56政府が過去の行為について謝罪するかどうかは別の問題です
13:01実際オランダ政府は2022年
13:04奴隷制への国家の関与について公式に謝罪しています
13:082つ目は一度謝罪すれば補償の要求や訴訟が
13:12他の地域にも広がる可能性です
13:15公式に謝罪したからといって
13:17自動的に賠償金を支払う義務が生まれるわけでは
13:21ありません
13:21しかしイギリス政府が大英帝国による支配全体の
13:26責任を認めれば
13:27被害者やその子孫
13:29かつて植民地だった国々から
13:31補償や交渉を求める動きが次々と広がる可能性
13:36があります
13:36しかも求められるのは現金だけではありません
13:40持ち出された文化財や土地の返還
13:43教育や医療への支援
13:45債務の見直しなど様々な形が考えられます
13:49大英帝国が支配していた地域は世界中に広がっていました
13:53そのためイギリス政府は
13:55一つの謝罪が他の多くの地域からの要求につな
13:59がることを警戒していると考えられます
14:023つ目は誰が誰に対して責任を負うのかを決め
14:06る難しさです
14:08責任を負うのは現在のイギリス政府なのか
14:11当時の植民地政府なのか
14:13王室なのか
14:14それとも植民地経営や奴隷貿易で利益を得た企
14:19業なのか
14:19被害を受けた側をどこまで含めるのかも難しい問題
14:23です
14:24直接被害を受けた人だけなのか
14:26その子孫も含むのか
14:28あるいはかつて植民地だった国全体を対象にするの
14:33か
14:33大英帝国の支配は何百年にもわたり広い地域
14:37に及びました
14:38そのすべての被害と責任を一つの基準で整理する
14:42ことは簡単ではありません
14:434つ目はイギリス国内の政治と歴史認識です
14:47イギリス国内にも大英帝国を支配や搾取
14:52暴力の歴史として見る人がいます
14:54その一方で鉄道や行政制度、教育、英語、法制度を世界
15:00に広げたとして
15:01大英帝国を肯定的に評価する人もいます
15:04ただし植民地時代に作られた鉄道や制度の多くは
15:09現地の人々の生活を良くするためだけに作られたわけでは
15:13ありません
15:14資源や農産物を港へ運び
15:17植民地を効率よく支配するというイギリス側の目的
15:21もありました
15:21というか個人的にはこっちの目的が大きかったと思います
15:25鉄道や制度を残したからといって
15:28植民地支配や暴力が正当化されるわけではありません
15:32それでも大英帝国を自国の繁栄の象徴として捉えている
15:37人にとって
15:37政府による正式な謝罪は
15:39イギリスの歴史を全面的に否定するものに見える可能
15:43性があります
15:44これは大英帝国の歴史を肯定的に捉える人たちからの
15:49支持を失うことにも繋がりかねません
15:51つまりイギリスが正式な謝罪を避ける背景には
15:55法律上の問題だけではなく
15:57保障や訴訟が広がることへの懸念
16:00責任の範囲を決める難しさ
16:02そして国内政治が複雑に絡み合っていることがあります
16:06しかし近年になってかつてイギリスに支配された地域
16:11から
16:11過去の歴史に向け合うよう求める動きが強まっています
16:15まずパレスチナです
16:162017年にはバルフォア宣言について
16:19イギリス政府に謝罪を求める請願に
16:221万3000筆を超える署名が集まりました
16:25しかしイギリス政府は謝罪を拒否し
16:28イスラエル国家の創設に果たした役割を誇りに
16:32思うと回答しました
16:33その一方でイギリス政府はバルフォア宣言が
16:36当時パレスチナに暮らしていたアラブ人の
16:39政治的権利や民族自決にも触れるべきだったことは認
16:44めています
16:442026年にもバルフォア宣言や
16:47その後のイギリス統治について
16:49謝罪を求める請願が提出されています
16:51ただし現時点ではイギリス社会全体を動かすほどの
16:55大きな運動にはなっていません
16:57もう一つ近年大きな動きが起きているのが
17:01カリブ海地域です
17:02カリブ海の国々の多くは
17:04かつてヨーロッパ諸国による
17:06奴隷貿易と植民地支配の影響を受けました
17:10そうした国々が参加するカリブ共同体
17:13通称カリコムは
17:14イギリスを含むヨーロッパ諸国に対し
17:17奴隷制や植民地支配が残した被害に
17:20向き合うよう求めています
17:212026年7月には
17:24要求をまとめた10項目の計画を改定しました
17:27その内容は正式な謝罪だけではありません
17:31先住民への支援
17:32医療や教育の充実
17:34持ち出された文化財の返還
17:37債務問題への対応なども求めています
17:40こうした取り組みは
17:41修復的正義と呼ばれます
17:43これは過去の被害を
17:45お金で解決することだけを意味しません
17:48何が起きたのかを公に認める
17:50被害を受けた側と対話する
17:52持ち出された文化財を返す
17:54現在まで続く教育や医療
17:57経済の格差を改善する
17:59そうした方法を通じて
18:01過去の被害とその影響が残る
18:03現在の両方に向き合おうという考え方です
18:06もちろんイギリスは謝罪すべきだと
18:09簡単に結論付けられる問題ではありません
18:12現在の国民が何世代も前の行為に
18:16どこまで責任を負うのか
18:18現在の税金を過去の問題に使うことは妥当なのか
18:22謝罪をしたとしても
18:23現在の紛争や格差が
18:25すぐに解決するわけではありません
18:27また現在の問題をすべて
18:29大英帝国の責任とすることもできません
18:32独立後の政府や政治家
18:34武装勢力
18:35そして他の大国にも責任があります
18:38それでもイギリスが過去に形作った
18:41国境や制度
18:42格差が現在の世界に影響を残していることも
18:46事実です
18:47今の戦争や紛争を理解するには
18:49目の前で起きていることだけではなく
18:51その問題がどのような歴史の中で生まれ
18:54なぜ現在まで続いているのかを
18:57遡って考える必要があります
18:59なぜなら今の世界は
19:01過去の積み重ねの上にあるからです
19:03過去と現在を繋げてみることで
19:06世界を単純な善悪に分けるのではなく
19:09なぜこの対立は今も続いているのか
19:12というところまで見えてきます
19:14世界のニュースを見るときに
19:16その背景にある歴史まで
19:18一歩遡って考える
19:20今回の動画がそのきっかけになればと思います
19:24イギリスは大英帝国の過去について
19:26謝罪すべきなのでしょうか
19:28現在を生きる私たちは
19:30植民地支配が残した問題に
19:32どのように向き合うべきなのでしょうか
19:34ぜひコメント欄で意見を聞かせてください
19:37ハラカントのチャンネルでは
19:38日本のニュースではなかなか深掘りされない
19:41世界の問題を歴史的な背景も含めて
19:43わかりやすく解説しています
19:45これからも私と一緒に
19:46学び続けてくださる方は
19:48次回以降の動画も見逃さないよう
19:50ぜひチャンネル登録をよろしくお願いします
19:52私が運営するオンラインサロンシナジーでは
19:54今回のような
19:55簡単には答えの出ない国際問題について
19:58メンバー同士で意見を共有しながら
20:00学ぶ機会を用意しています
20:02少しでも興味のある方は
20:03概要欄のリンクから
20:04ぜひホームページを見てください
20:06ということで
20:06今回も最後までご視聴くださり
20:08ありがとうございました
20:09また次回の動画でお会いしましょう