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  • 2 日前
「援助じゃアフリカは発展しない」は本当なのか。ダンビサ・モヨの『Dead Aid』を手がかりに、アフリカへの援助が本当に発展を妨げてきたのかを、政治の腐敗、援助依存、そして自立の条件から考えます。緊急支援や人道支援は必要でも、長期の政府向け援助がどんな副作用を生むのかが焦点です。

番組では、モヨへの批判や「援助は一律に善悪で語れない」という論点も整理しながら、ウガンダ・カラモジャでの取材経験をもとに、食料支援が依存を生む場合と、自立につながる支援の違いを掘り下げます。ナイロビの変化や、アフリカは本当に「発展していない」のかという視点も交えて、豊かさと貧しさの意味を問い直します。

国際協力、開発援助、アフリカ経済、援助依存、腐敗、食料支援、農業支援、NGO、世界銀行、国際開発の論点を知りたい人におすすめです。海外取材にもとづくドキュメンタリー解説、社会問題の考察、現代アフリカのニュース理解にも役立つ内容です。援助と自立をめぐる国際協力・開発経済の検索にもつながる、考えるための動画です.

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トランスクリプション
00:00どうもみなさんこんにちは、ハラカンタです。
00:02援助じゃアフリカは発展しないという 強烈なタイトル
00:05の本を知っているでしょうか?
00:07この本を書いたのは、アフリカ南部の ザンビア出身の経
00:10済学者、ダンビサ・モヨです。
00:12ダンビサ・モヨは、ハーバード大学や オックスフォード大
00:15学で学び、
00:16世界銀行やゴールドマンサックスでも 働いた経験を持つ
00:20人物です。
00:21原著のデッドエイドが出版されたのは2009年。
00:25日本では2010年に出版されました。
00:27出版社自身が、本書は劇薬であると紹介するほど、 大き
00:32な論争を読んだ一冊です。
00:34では、なぜこの本は、それほど大きな論争を読んだのでしょうか?
00:39モヨがこの本で主張したことを、 かなり簡単に言ってしま
00:42えば、
00:43アフリカを助けるために行われてきた援助が、 逆にアフ
00:47リカの発展を妨げてきたのではないか、というものです。
00:50世界中の国々は、何十年にもわたって、 アフリカに巨
00:54額の援助を行ってきました。
00:56それなのに、今も貧困に苦しむ人たちがいる。 政治的な
01:00腐敗が深刻な国もある。
01:02海外からの援助がなければ、 政府の予算を維持することが
01:06難しい国もあります。
01:08だとすれば、そもそも援助のやり方自体が、 間違
01:11っているのではないか。
01:13今日は、この本が何を主張しているのか。 そして、この本にはどのよう
01:18な批判があるのか。
01:19さらに、私自身がこれまで、 アフリカの支援現場を取
01:23材してきた経験も踏まえながら、
01:25援助は本当にアフリカを豊かにしているのか、 という問
01:29いについて、一緒に考えていきましょう。
01:31ぜひ最後までご覧ください。
01:33大前提として、模様がこの本で批判している援助とは、 何
01:37でもかんでも含んだ援助ではありません。
01:40例えば、大地震が起きた時に、 食料や医薬品を届ける緊急
01:45援助。
01:45戦争から逃げている難民の命を守る人道支援。
01:49民間団体が特定の地域で行う事前活動。
01:53こういった支援を、すべて否定しているわけではありません。
01:56模様が主に問題にしているのは、 先進国の政府や世界銀行の
02:01ような国際機関から、
02:03アフリカの政府に対して長期間、 継続的に行われる資
02:07金援助です。
02:08では、なぜそれが問題なのでしょうか。
02:11一つ目が、政府と国民の関係です。
02:14普通、政府が活動するためには、お金が必要です。
02:18そのお金の大きな部分を占めるのが、 国民や企業から
02:22集める税金です。
02:23私たち日本人も、日本政府に対して税金を支払っています。
02:27だから当然、税金を何に使っているんだ。
02:30ちゃんと学校や病院を整備してくれ。
02:33政治家だけが得をしているんじゃないか。
02:36と、政府に説明を求めます。
02:38政治家の側も、国民から税金を集める以上、 国民の声を
02:43無視し続けることはできません。
02:45ところが、国の予算の大きな部分を、 外国からの援助で賄
02:49うことができたらどうでしょうか。
02:51政府にとって、お金をもらう相手が国民ではなく、 外国の
02:56政府や国際機関になっていきます。
02:58すると、政治家が気にする相手も、 国民ではなく、援助してくれる
03:03側になってしまう可能性があります。
03:05もよは、援助への依存が、 政府と国民の関係を弱く
03:09し、
03:09政治家が国民に対して、 責任を負う仕組みまで弱めてしま
03:14うと考えました。
03:15さらに問題になるのが、腐敗です。
03:17ここで言う腐敗とは、 例えば、政治家や官僚が公金を私物
03:22化したり、
03:22賄賂が横行したりすることを指します。
03:25外国から大量のお金が入ってきても、 そのお金が学
03:29校や病院、道路の建設に使われるとは限りません。
03:32政治家や官僚が不正に流用することもある。
03:36そして、外国から次の援助がまた入ってくるのであれば、
03:40自分たちで経済を育て、 税金による収入を増や
03:43す必要性も弱くなってしまいます。
03:45実際、トランスペアレンシーインターナショナルという 国
03:49際NGOが発表している腐敗認識指数を見ると、
03:53公的部門の腐敗が深刻だと認識されている アフリ
03:57カの国は少なくありません。
03:59援助が入る。
04:00その援助に政治家が依存する。
04:03経済や政治の仕組みがなかなか改善されない。
04:06すると貧困が残り、さらに援助が必要になる。
04:09模様は、このような援助依存の悪循環が アフリカで
04:13生まれてきたと主張しました。
04:15そして模様は、援助に頼るのではなく、
04:18アフリカの国々が貿易や民間投資を通じて、
04:21自分たちで経済を成長させるべきだと主張します。
04:26海外で商品を売る。
04:27企業に投資してもらう。
04:29自分たちでビジネスを育てる。
04:31つまり、外国から援助してもらうんではなく、
04:34自分たちで稼ぐ経済に変えていくべきだという考えです。
04:38ここまで聞いて、確かにその通りかもしれないと思った方もいるかもし
04:43れません。
04:43実際、私自身もこれまでアフリカを取材する中で、
04:47援助には様々な問題があると感じてきました。
04:50例えば、援助は純粋に貧しい人たちを助けるためだけに、
04:54行われてきたわけではありません。
04:56冷戦の時代には、アメリカとソ連が自分たちの陣
05:00営を増やすために、
05:01援助を外交の道具として利用してきた歴史があります。
05:05わかりやすい例が、現在のコンゴ民主共和国、当時の
05:09ザイイルです。
05:101965年から約32年間にわたって独裁政治を続けたモ
05:16ブツ大統領は、
05:17約50億ドルもの資産を不正に蓄えたと推計されて
05:21います。
05:21それでも、アメリカをはじめとした西側諸国は、
05:25ザイイルをアフリカで共産主義が広がるのを
05:28食い止めるための重要な国と考え、
05:31長年にわたって支援を続けました。
05:34つまり援助は、必ずしも貧しい人を助けるという目的だけで、
05:39行われてきたわけではないんです。
05:41今でも外交関係を強くしたり、資源へのアクセスを
05:45確保したり、
05:46自国企業のビジネスにつなげたりと、援助する側
05:49にもそれぞれの思惑があります。
05:51また、これは模様が、この本で主に批判している政府への援助と
05:56は少し違う話ですが、
05:58善意で行われた支援が、結果的に現地の産業を弱く
06:02してしまうことがあります。
06:03例えば、飢餓が起きている地域に外国から大量の食料を
06:07無料で届ければ、
06:08その瞬間は多くの人の命を救うことができます。
06:12ただ、それが長期間続けばどうなるでしょうか。
06:16現地の農家が一生懸命、
06:18トウモロコシを作って市場で売ろうとしても、
06:21外国から大量の食料が無料、
06:23もしくは非常に安い価格で入ってくれば、
06:26地元で作られた農作物は売れにくくなります。
06:29短期的には、人を助けた支援が長い目で見ると、
06:33その地域が自分たちで食料を作り、
06:36農業で生計を立てる力を弱くしてしまう可能性がある
06:40わけです。
06:41さらに考えたいのが、支援する側の問題です。
06:44世界には国際機関や政府機関、NGO、コンサルタントなど、
06:49国際協力を仕事にしている多くの人や組織があります。
06:53もちろん、国際協力を仕事にすること自体が悪いわ
06:57けではありません。
06:58専門的な知識を持った人が、
07:00給料を受け取りながら働くのは当然です。
07:03ただ、貧困削減や人々の自立を目的とした国際協力
07:07で、
07:07最終的には援助を必要としない状態を作ることを目
07:12指すのであれば、
07:13そこには一つの矛盾も生まれます。
07:15支援する側は、援助を続けることで、組織や仕事を維持
07:20できる。
07:20一方で、現地の人たちが自立し、その支援が必要なく
07:24なれば、
07:25自分たちの仕事も必要なくなります。
07:27では、支援する組織は本当に、
07:30いつか自分たちが必要なくなるまで支援することができるの
07:34か?
07:34私自身、国際協力の仕事に関わる中で、ずっと考えて
07:38きた問題です。
07:39ところが、ここまでの話だけで、
07:42やっぱり援助はアフリカのためにならないと、
07:45結論付けるのは早いです。
07:47実は、この本には出版当時から強い批判があり、
07:51私自身がアフリカの現場で見てきた現実にも、
07:54模様の主張だけでは説明できない部分があります。
07:58では、援助じゃアフリカは発展しない、
08:00という主張は、どこまで正しいのでしょうか?
08:03ここからが、今回の動画で一番考えてみたいところです。
08:07その話に入る前に、少しだけお知らせをさせてください。
08:10私、原カンタは、
08:11世界を無視しない大人になるために、
08:13という本を自費出版しています。
08:14私自身が、国際協力の活動を始めた、
08:17原点について書いた一冊です。
08:19興味のある方は、ぜひ動画下のショップから、
08:21お買い求めください。
08:22この本が出版された当時から、
08:24途上国がどうすれば経済的に発展できるのかを研
08:27究する、
08:28開発経済学の専門家たちの間で、
08:31かなり議論が起きました。
08:32その中でも、大きな批判の一つが、
08:35援助を人くくりにしすぎているのではないか、
08:38というものです。
08:39先ほども話したように、
08:41援助には様々な種類があります。
08:43戦争や災害が起きた時に、
08:45命を守る人道支援、
08:47子供たちへの予防接種、
08:49感染症への対策、
08:51学校教育、
08:52井戸や水道の整備、
08:54道路や発電所などのインフラ整備、
08:56さらには、
08:57政府の予算そのものを支える援助。
09:00これらは、
09:01同じ援助という言葉を使っていても、
09:03中身は全く違います。
09:05私も過去の動画で紹介してきましたが、
09:07アフリカでは、
09:09この数十年間で、
09:10乳幼児死亡率が大きく下がってきました。
09:13その背景には、
09:14各国自身の経済成長や、
09:16教育水準の向上など、
09:18様々な要因がありますが、
09:20国際機関や、
09:21NGOによる予防接種や、
09:23感染症対策、
09:24公衆衛生などへの支援が、
09:26果たした役割もあります。
09:28こうした援助によって、
09:29多くの命が救われてきたわけです。
09:33実際、
09:33模様の主張に対しては、
09:35援助への依存という問題は、
09:37確かに考える必要がある一方で、
09:39全ての援助を同じように扱うことはできず、
09:42実際に成果を上げてきた援助も多い、
09:45という批判があります。
09:46もう一つ、
09:47模様の主張を考える上で、
09:49ん?
09:50もう一つ、
09:51模様の主張を考える上で、
09:52注意しなければいけないことがあります。
09:54それは、
09:55援助をたくさん受けている国が、
09:57貧しいからといって、
09:59援助のせいで、
10:00貧しくなったとは限らない、
10:02という頃です。
10:02例えば、
10:03世界には多額の援助を受けているのに、
10:06なかなか貧困から抜け出せない国があります。
10:08これだけを見ると、
10:10これだけ援助しても発展していない。
10:12だったら援助が、
10:13むしろ国の発展を妨げているのではないか、
10:16と、
10:16考えたくなるかもしれません。
10:19でも、
10:19順番が逆の可能性もあります。
10:22そもそも貧しいから援助を受けている。
10:25戦争が続いているから援助が必要になる。
10:28政府が十分に機能していないから、
10:30外国から多くの支援が入ってくる。
10:32つまり、
10:33援助を受けているから貧しいのではなく、
10:36貧しいから援助を受けている可能性もあるわけです。
10:39同じことは、
10:40腐敗についても言えます。
10:42援助が入ったことで、
10:44政治家の腐敗がひどくなったのか。
10:46それとも、
10:47もともと、
10:48政治の腐敗が深刻な国だからこそ、
10:50経済が発展せず、
10:52結果として、
10:53多くの援助を必要としているのか。
10:55この2つは、
10:56分けて考えなければいけません。
10:58さらに模様は援助に頼るのではなく、
11:00アフリカの国々も海外の投資家から資金を集め
11:04るべきだと主張しています。
11:06しかし、
11:06貧しく政治的にも不安定な国が援助を辞めたからと
11:10いって、
11:11すぐに民間の投資家から十分なお金を集められる
11:15わけではない、
11:16という批判もあります。
11:17そして、
11:18もう一つ考えておきたいのが、
11:20そもそもアフリカは発展していないという前提です。
11:23もちろん、
11:24今も深刻な貧困や、
11:26飢餓に苦しんでいる地域はあります。
11:28ただ、
11:28アフリカ全体を見れば、
11:30この10年、
11:3120年で、
11:32大きく発展してきた国や都市もたくさんあります。
12:04例えば、
12:05大きく変わるかもしれません。
12:07つまり、
12:07何十年支援しても、
12:09アフリカは全く発展していないという前提そのものが、
12:13必ずしも正しいわけではありません。
12:16この本の受け取られ方についても、
12:18考えておきたいことがあります。
12:20最近、
12:21SNSなどを見ていると、
12:22日本人だって生活が大変なんだから、
12:24海外への支援なんて全部やめればいい。
12:27何十年支援しても、
12:29アフリカは変わらない。
12:30援助なんて無駄だ。
12:32といった意見を見かけることがあります。
12:34こういう時に、
12:36援助じゃアフリカは発展しない、
12:38というタイトルだけを見ると、
12:39やっぱり海外への援助なんて、
12:42全部無駄じゃないか、
12:43という議論に使いたくなるかもしれません。
12:45でも、
12:45それではこの問題を単純化しすぎています。
12:49そもそも、
12:50モヨ自身が主に批判しているのは、
12:52災害や戦争の際の緊急人道援助ではなく、
12:56政府に対して長期間、
12:58継続的に行われる資金援助です。
13:00そして、
13:01援助と呼ばれるものの中には、
13:03今すぐ人の命を救うことを目的にしたものもあれば、
13:0610年、
13:0720年という長い時間をかけて、
13:10国や地域の発展を支えることを目的にしたものもあります。
13:13全く目的が違うものをまとめて、
13:16援助は必要、
13:17援助は不要、
13:18という二択で議論してしまえば、
13:20大事な部分が見えなくなります。
13:22この違いについて考える上で、
13:25私が実際に取材した、
13:26一つの事例を紹介したいと思います。
13:29ウガンダ北東部にある、
13:31カラモジャという地域です。
13:32私は、
13:332023年、
13:342024年、
13:352026年と、
13:37これまで3回、
13:38カラモジャを取材してきました。
13:39この地域は、
13:40雨が少ない乾燥した地域で、
13:42乾燥の影響も受けやすい場所です。
13:45長年、
13:46食料不足が大きな問題になってきたため、
13:49海外の支援団体による、
13:50食料支援も行われてきました。
13:53食べ物がなく、
13:54今日にも命を落とす可能性がある人がいるのであれば、
13:57当然、
13:58食料を届ける必要があります。
14:00ただ、
14:01問題は、
14:02その支援が、
14:03何年も、
14:04何十年も続いた時です。
14:06外から食料が届くことが、
14:08当たり前になれば、
14:09自分たちで食料を作る仕組みを、
14:12育てにくくなってしまいます。
14:14そして、
14:15何かの理由で、
14:16外からの支援が、
14:17突然止まった時、
14:19自分たちで、
14:20食料を確保する仕組みがなければ、
14:22一気に生活が、
14:24立ち行かなくなります。
14:25私が取材してきたカラモジャでも、
14:27こうした援助への依存が、
14:29大きな課題になっていました。
14:31ところが、
14:31その同じカラモジャで、
14:33少し違った支援に、
14:35取り組んでいる人は違います。
14:36日本のNGO、
14:38テラルネッサンスです。
14:39私が取材した当時、
14:41現地で活動する、
14:42田畑雄貴さんたちは、
14:43住民に食料を配り続けるのではなく、
14:46住民自身が、
14:47食料を作れる環境を整える、
14:50という支援を進めてきました。
14:52カラモジャは、
14:52雨が少ない地域ですが、
14:54全く雨が降らないわけではありません。
14:57そこで、
14:57雨季に降った水を、
14:59貯水池に貯め、
15:00その水を使って、
15:01農地に水を引く、
15:03灌漑の仕組みを整えました。
15:05さらに、
15:06共同の農地を作り、
15:07農業のやり方や、
15:08作物を販売して、
15:10収入につなげるための知識も、
15:12伝えてきました。
15:14すると、
15:14住民たちは、
15:15自分たちが食べるための作物だけではなく、
15:18市場で販売するための野菜も、
15:20作るようになりました。
15:22私が以前、
15:23この活動を取材した際には、
15:25支援が始まった後、
15:26住民たち自身が、
15:28農業のやり方を、
15:29自主的に工夫するようになった、
15:31という話も聞きました。
15:33この活動について取材した動画は、
15:35100万回以上再生されるなど、
15:37非常に大きな反響がありました。
15:40興味のある方は、
15:41ぜひ概要欄のリンクから、
15:42ご覧になってみてください。
15:43今紹介した、
15:44テラルネッサンスによる活動も、
15:46援助です。
15:47食料を、
15:48無料で届けることも、
15:49援助。
15:50貯水池を作り、
15:51農業ができる環境を、
15:53整えることも、
15:54援助。
15:54同じ一つの言葉で呼ばれていますが、
15:56現地に残るものは、
15:58かなり違います。
15:59ただ、
16:00ここでも単純に、
16:01食料を配るのは悪い援助で、
16:04農業を教えるのは、
16:05良い援助だ、
16:06と考えてしまうと、
16:08また話がおかしくなります。
16:09今、
16:10目の前で飢えている人に、
16:11あなたの自立のためなので、
16:13食べ物は渡しません。
16:14代わりに、
16:15半年かけて、
16:16農業を勉強してください、
16:18とは言えませんよね。
16:19緊急時には、
16:20まず人の命を、
16:22救わなければいけない。
16:23一方で、
16:24緊急事態が終わった後も、
16:26同じ支援だけを続ければ、
16:28その支援なしでは、
16:29生活できない状態を、
16:31作ってしまうかもしれない。
16:32つまり、
16:33大切なのは、
16:34何を支援するか、
16:35だけではなく、
16:36いつ、
16:37どの段階で、
16:38何を目的に、
16:39支援するのか、
16:40という頃なのかもしれません。
16:41私は以前、
16:42カラモジャでの取材を通じて、
16:44国際支援の、
16:45理想的な形とは、
16:47現地の人々が、
16:48本来持っている力を、
16:50発揮できるように、
16:51周囲の環境を、
16:52整えることではないか、
16:53と考えました。
16:55今でも、
16:55この考え方には、
16:56大きな可能性があると思っています。
16:59カラモジャを取材していると、
17:00もう一つ、
17:01考えさせられることがあります。
17:03そもそも、
17:04貧しいとは、
17:05どういう状態なのか。
17:07日本のような国と比べれば、
17:09カラモジャの人たちの、
17:10現金収入は少なく、
17:11食料不足や、
17:12医療、
17:13教育など、
17:14解決しなければいけない問題も、
17:16たくさんあります。
17:18だからといって、
17:19そこで暮らしている人たちを、
17:20外から見て、
17:21一方的に、
17:22何も持っていない、
17:24貧しい人たちと、
17:25決めつけるのも違うと、
17:27私は思います。
17:28カラモジャでは、
17:29厳しい自然環境の中で、
17:31牛を中心とした生活を続け、
17:33独自のしきたりや、
17:34伝統、
17:35人と人との繋がりを守りながら、
17:37暮らしている人たちがいます。
17:39経済的な数字だけでは、
17:41見えてこない、
17:41豊かさもあります。
17:43現在公開している、
17:45カラモジャ取材シリーズでは、
17:46そうした人々の暮らしそのものを、
17:49かなり詳しく取材しています。
17:51豊かさとは何なのか、
17:52を考えるきっかけにもなると思いますので、
17:54興味のある方は、
17:55ぜひ、
17:56概要欄のリンクからご覧ください。
17:57もちろん、
17:58ここまで見てきた、
17:59カラモジャの事例だけで、
18:00アフリカへの援助、
18:02全てを説明できるわけではありません。
18:04病院を建てる援助、
18:06難民に食料を届ける援助、
18:08政府にお金を渡す援助、
18:10農業を支援する援助、
18:12道路を作る援助、
18:13それぞれ目的も、
18:15必要とされる期間も、
18:16成果を測る方法も違います。
18:19だからこそ、
18:20援助じゃアフリカは発展しない、
18:22という本は、
18:23どんな援助が、
18:24人々の自立に繋がり、
18:25どんな援助が、
18:27依存を生むのか、
18:28そうしたことを考えるきっかけになる本として、
18:30読むと、
18:31かなり面白いと思います。
18:34皆さんは、
18:35どんな援助なら、
18:36必要だと思いますか?
18:37逆に、
18:38これはかえって、
18:39依存を生んでしまうんではないか、
18:41と感じる援助は、
18:42あるでしょうか?
18:43今回の動画を見て感じたことを、
18:45ぜひコメント欄で教えてください。
18:47援助じゃアフリカは発展しないに、
18:49興味を持った方は、
18:50概要欄にAmazonのリンクを貼っておきますので、
18:52ぜひチェックしてみてください。
18:54このチャンネルでは、
18:55これからも、
18:56一つのニュースや、
18:57一つの意見だけでは見えてこない、
18:58その背景にある歴史や、
19:00政治経済の仕組みまで、
19:02できるだけ、
19:03分かりやすく解説していきます。
19:04まだチャンネル登録がお済みでなければ、
19:06ぜひチャンネル登録をよろしくお願いいたします。
19:09私が運営している、
19:10オンラインサロンシナジーには、
19:11アフリカでの活動経験のあるメンバーも、
19:13多数所属しており、
19:14メンバー同士での意見交換や、
19:16勉強会を開催しています。
19:18YouTubeを見た後、
19:19もっと深く、
19:20アフリカや、
19:21国際協力について、
19:22学びたいと思った方は、
19:23ぜひ、
19:23概要欄のリンクから、
19:24シナジーのホームページをご覧ください。
19:26また、
19:26このチャンネルには、
19:27活動応援メンバーという、
19:29メンバーシップがあります。
19:30こうした解説動画や、
19:31海外取材など、
19:32ハラカンとの発信活動を、
19:34応援してくださる方がいましたら、
19:35ぜひ、
19:35ご加入ください。
19:36応援のほど、
19:37よろしくお願いいたします。
19:38ということで、
19:39今回も最後までご視聴くださり、
19:41また次回の動画で、
19:42お会いしましょう。
19:43ご視聴ありがとうございました。

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